太陽光新規設置の方の80%が蓄電池を一緒に導入しています。
本日、ふと気になって今年度の受注実績を集計してみると、太陽光発電システムの新設でご契約していただいたお客様のうち、蓄電池システムを同時に導入されるお客様の割合が80%を超えていました。
日々の業務に忙殺されて気が付きませんでしたが、これは大きな変化ですね。
裏付けが取れたので、今後は今以上に自信を持って太陽光と蓄電池の同時設置を提案していきたいと思います。
もちろん、ご予算の問題もありますので、蓄電池のセット率100%というわけにはいきませんが、昨年までと今年とではお客様の考え方や感覚が明らかに変わってきている証拠だと思います。
太陽光発電システムは10年以上の長期に渡って使用する設備です。電力事情や社会情勢は毎年変わります。電気料金に関して言えば電力自由化や再エネ賦課金の上昇と相俟って、値上がりする一方です。しかも、売電単価は下がる一方で、もはや電気料金単価と大差ありません。
現在の尺度(現在の料金単価での「売電」と「買電」の比較)でシミュレーションして、元が取れる、取れないという判断をする事自体がナンセンスだと考えます。
「売電がひと月いくらなのか」よりも「最も電力を消費する日没後から就寝までの間の電力を、太陽光発電で発電した電力でどれだけ削減できるのか」が重要な時代になりつつあります。
これから太陽光発電システムを新たに設置される方は、太陽光発電システムを長く使っていただくためにも、蓄電池を同時に設置して時代の変化に対応出来る設備にしておくことが重要です。
用松 俊彦