ハイブリッド型蓄電池を選択したからといって、本当にハイブリッドかどうかは分からない。
最近はほぼ100%のお客様がハイブリッド型の蓄電池システムをお求めですし、当社ももともとハイブリッド型しか提案していませんでしたが、ハイブリッド型の導入に関して、ひとつだけ注意点があります。
それは、見積されている機器はハイブリッド型であるとして、実際にハイブリッド型として接続される提案になっているか否かです。
それらの違いを図に描いたものがこれです。


蓄電池システムは大きく分けて2つに分類されます。「単機能型」と「ハイブリッド型」です。
蓄電池という商品が出始めの頃は「単機能型」が多く提案されていましたが、ここ数年は「ハイブリッド型」が中心で提案されるようになってきました。
「単機能型」とは太陽光との直結を考えていない設計のもの、「ハイブリッド型」とは太陽光と蓄電池の両方が同じパワーコンディショナーに直結で接続されていて両方を併せて制御しているものを指します。
最近よく見かけるのは、現場調査もせずにハイブリッド型蓄電池の見積が提出されているのですが、既設太陽光の系統数と見積書上のハイブリッド型蓄電池パワコンの回路数が合わない見積書です。
本来なら現場調査をしないと見積りは出来ないはずなのに、現場調査もせずに見積が出されていて、既設の太陽光発電設備の内容と嚙み合っていない見積書をよく見かけます。(実際、かなり多いです。)
これは販売員や見積書作成担当者が機器の構造を全く理解していないのと、お客様側も良く研究しないままに、販売員に言われるがままの内容で契約してしまうことが原因だと考えます。
製品の内訳が1行しか記載がない見積や、現場調査もせずに提出された見積はほとんどの場合「ハイブリッド型機器を単機能型のように設置する」見積だと考えてよいです。
見積書は金額だけでなく、構成内容をよく見なければいけません。構成内容が書かれていない「1行見積」は、何らかのダマシの要素があるものとみて良いと思います。
しかし、ここにはもう一つ問題があって、販売員が「蓄電池とはこういうものだ」と間違った内容のまま信じ込んでしまっていて、「自身がお客様をダマしている」という意識が皆無のケースもあるということです。セールスする側がそれが正しいと信じ込んでいる場合、セールスを受けるお客様が「内容のおかしさ」にご自身で気づくのはなかなか難しいです。
お互いに相手を信用して契約したのに、悪意がなくそのつもりはなかったとしても結果的に騙し騙された関係になってしまうのは不幸です。
販売する側も、購入するお客様側もご自身で研究をしておかないと、知らず知らずのうちに騙し騙されてしまうことになります。せっかく購入した機器も期待したような動作をしないことになってしまい、最終的に契約してしまったお客様側が割を食うことになります。
「この見積は何かおかしい」「見積書が1行しかない」などのおかしな提案書を受け取った方は、契約せずに遠慮なくご相談下さい。見積書の見方をアドバイスさせていただくとともに、お客様のお宅に最適な内容で相見積もりをご提案させていただきます。
用松俊彦
。