シャープの新型モジュール NU-259AM
シャープの住宅用新型モジュールNU-259AMが展示されていたので、写真を撮ってきました。
新型モジュールNU-259AMは今年4月に販売開始になりましたが、今回シャープがモデルチェンジした理由は、ただ単に出力が上がっただけではなく、業界の大きな流れや世の中の動向が影響しているとのことです。
モデルチェンジした最大の理由は、製造メーカーが造る太陽電池セルのサイズの大型化です。
従来品と同様のサイズのセルでモジュール製造を継続すると却って高コスト化してしまい、結果的にモジュールの価格を値上げせざるを得なくなってしまう状況になったとのことです。
よって、現行品の156.75mm角から新製品は166mm角のセルに変わっており、それが基でモジュールの規格(サイズ)も一新されました。(1055mm × 1265mm)
このことは、シャープだけでなく他のメーカーも同様で、今年以降、他メーカーもセルサイズの大型化に伴って次々と新規格の製品を出してくることになります。
逆に言うと、近年、何社か太陽電池の製造を撤退した国内メーカーが出てきましたが、この「セルサイズの大型化」という業界動向が事業撤退の引き金になったということが言えると思います。
シャープはモデルチェンジをした、ということは太陽電池事業を継続する意志があるということですから、我々販売店としてはひとまず安心、といったところですね。
用松俊彦