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2017.06.14ブログ

モニターレスシステム JH-RV11「クラウド連携エネルギーコントローラ」

6月13日(火)に「2017年度上期 シャープ エネルギーソリューション商品 新製品提案会」に行ってきました。

早速会場入りして、受付して机に座ってみると、そこには「有力お取引先様」の文字。
そう、当社は「有力お取引先」様なんです!(笑)

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まあ、そんなことはさておき、本日発表された新商品は下記の3つです。

1、ブラックソーラーの新製品(NQ-225AG、NQ-159AG、NQ-103LG/RG)
2、蓄電池の新製品(JH-WB1711 6.5kWh屋内設置型)
3、モニターレスシステム「クラウド連携エネルギーコントローラ」

ブラックソーラーと蓄電池の新製品は一般メディアがたくさん紹介すると思うので、ここでは触れないでおきます。

これは面白いな、というよりはさすがシャープらしいな、と思ったのが『モニターレスシステム「クラウド連携エネルギーコントローラ」JH-RV11』です。

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JH-RV11は、なんと「(太陽光の)電力モニター」と「HEMS」と「CTセンサー」を一つにまとめて、お客様のスマホ画面を「モニター」として活用するシステムなんです。

今後、シャープ太陽光発電システムやリチウムイオン蓄電池システムを設置される方は、「電力モニター」「CTセンサー」「HEMSコントローラ」をすべて別個に設置する従来のやり方と、今回のお客様のスマホを活用してモニターを設置しない「モニターレス」システムのやり方の、どちらか好みのスタイルを選んで設置できるようになりました。どちらの方式を選んでもほぼ同じ価格になるような価格設定になっているようです。

JH-RV11の最大の改良点は、HEMSを標準装備にしたことです。今までのシャープの製品群や他メーカーの製品群を見ても、HEMSは独立した商品になっていて、太陽光や蓄電池を販売する際に別途HEMSを提案する必要がありました。

HEMSという商品自体は魅力に乏しく、HEMSを単独で提案するのはなかなかハードルが高く、太陽光発電システムと蓄電池を同時に提案する時以外はあまり積極的に販売はしていませんでした。しかし、今後の住宅のIoT化を考えた場合、HEMSが住宅内のIoTおよびすべての商品群の軸になっていくため、蓄電池導入時以外の機会でどうやってHEMSを販売していくかは長い間営業の課題の一つでした。

そんな中、JH-RV11が登場したことで、HEMS販促の課題は一気に解決できることになりそうです。

JH-RV11はHEMSを標準装備にしたことで、HEMSを付けて見積もるか否かを悩む必要がなくなりました。シャープの太陽光発電システム、または蓄電池システムを購入してモニターレスシステム(JH-RV11)を選択したら、自動的にHEMSまで付いてくるわけです。

今は電力モニターがないと違和感を感じると思いますが、今後は住宅内のいろいろな商品や設備がIoTで繋がっていくため、「お客様のスマホ画面ですべてを集約して管理する」やり方が今後の主流になっていくと思われます。
JH-RV11はその嚆矢になるものだと考えます。

JH-RV11の詳細はこちらをご覧ください。↓
http://www.sharp.co.jp/e_solution/hems/products/rv11_feature.html

ところで、
今回のこの「モニターレス」システムですが、実にシャープらしいな、と思いました。

「シャープってどんな会社ですか?」とよく聞かれることがあります。

我々はシャープとは、親会社の筑紫機材の頃から数えてもう30年来のお付き合いになりますが、けして「どケチな会社」とか「ど厚かましい会社」とか「宣伝が下手な会社」とか、そんな風には思っていません(笑)。

私が、シャープってどんな会社ですか?と人に聞かれた場合は、必ずこう答えます。

「シャープという会社は『まとめること』が非常に上手な会社です。」

このことは、例えば「エネルギーソリューション商品」のカタログを見るとよく分かります。

太陽光発電や蓄電池、HEMSのカタログはパナソニックや三菱電機をはじめとして、各メーカーともにたくさん出しています。
殆どのメーカーは「太陽光発電システム」は太陽光発電システムのカタログ、「蓄電池」は蓄電池のカタログ、「HEMS」はHEMSの・・・といった具合にそれぞれ製品毎にカタログを作っています。
だから、昨今の住宅エネルギーソリューションの提案の際には何冊もカタログを用意して説明せねばならず、結構大変な労力になります。

それに対して、シャープだけはすべての住宅エネルギー商品が1冊にまとまっています。だから商談の際にはカタログが1冊だけで済むので非常に便利です。

カタログだけではありません。太陽光発電システムと蓄電池を併設する場合の比較でもシャープとそれ以外のメーカーとの間で、製品仕様や設計思想の違いがはっきり出ています。

他のメーカーは太陽光と蓄電池それぞれにパワーコンディショナーが必要だったり、モニターが別々に2個必要になったりします。
しかし、シャープの場合はパワコンと電力モニターを太陽光発電システムと蓄電池とで共用にできます。
すべてがコンパクトにまとまり、あれこれ機器が増えたりしません。
これが他のメーカーだと分電盤周辺や浴室の外が「◯◯ユニット」なる名前の箱だらけになってしまいます。

つまり、新築の現場に向いているのはシャープ製の太陽光や蓄電池なんです。

新製品JH-RV11(モニターレスシステム)は、シャープというメーカーの「まとめるのが上手」な特徴がいかんなく発揮された、実にシャープらしい製品だと思いました。

用松 俊彦


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